2005年4月3日日曜日

モルモン教




YoYoさん、投稿ありがとう。「いい人そうに思えた」というのは、多分、Markのことだね。確かに彼はいい人でした。だけど、どっか肩に力が入ってたんだよねぇ、彼。悪い人じゃなかったし、デートもそこそこ楽しかったのだけど・・・。

あと、「目が合うと語りかけてくる若い外人さん」というのが、もし白いワイシャツとネクタイ、それに黒っぽいズボンを着ていて、手に黒い本(聖書)を持っていたら、確実にモルモン教徒。モルモン教徒は、日々の生活の規律が厳格で、とにかく身だしなみが小奇麗なのが特徴。ハンサムな人も多い気がする・・・。そういうこともあって、最近、アメリカのゲイの世界では、モルモン教徒がちょっと話題になってます。(ちなみに、モルモン教は、同性愛を厳しく禁止しています。逆に、20歳そこそこの若さで結婚することが良しとされていて、「産めよ増やせよ」で子供を多くもうけることが奨励されている。)

例えば、ゲイのモルモン教徒を描いた映画には、こんなのがあります:

Angels in America
Latter Days

「Angels in America」は、「Sex and the City」で有名なHBOというケーブルテレビ会社が製作した映画。ハンサムなモルモン教徒の青年が準主役で出てきます。エイズが社会問題となりはじめてまもない80年代のニューヨークが舞台。女性と結婚しながら同性愛に目覚めるモルモン教の青年、その彼に恋をするゲイのユダヤ人青年、その元カレシで現在エイズに苦しむ青年などが織り成す社会派の作品。もともと、Tony Kushnerという作家がブロードウェイ(?)の舞台劇として書き下ろした作品。ピューリツアー賞を1993年に受賞している。2部構成の長大な映画。

そして「Latter Days」には、まさにモルモン教の布教活動をする青年が何人も出てきて、僕が説明したような、白のワイシャツにネクタイ、黒のズボン、そして聖書を持った格好で登場します。この準主役のモルモン教の青年もいけてる~。(インタビューによると、残念ながらこの役者自身はゲイではないらしい。)

「Angels in America」でも「Latter Days」でも、登場するハンサムなモルモン教の青年は、二人とも映画の中で全裸になります!

さらに、今月号のゲイの雑誌『Advocate』では、実際にゲイのモルモン教徒のカップルが実名で登場。右上にある雑誌表紙に出ている二人です。二人とも、白のワイシャツに黒のズボン、それに聖書を持ってるでしょう?これがモルモン教の布教活動をする青年たちの「制服」なんです。

「Latter Days」でも、同性愛であることに悩むモルモン教徒の青年が描かれているのだけど、実際に、そういう悩みに苦しんで自殺を図るモルモン教の青年が多いらしくて問題になっている。

モルモン教といえば、日本でも、ケント・デリカットとケント・ギルバートという外人タレントがモルモン教だよね。二人とも、最初は布教活動のために日本に来たとか。僕が東京時代につきあっていたアメリカ人のカレシによると、ケント・ギルバートはゲイだというウワサがあるのだとか。彼も、確か結婚してたよね?!
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